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【楽しい神社のお話】日本一の伊勢神宮

 日本の最高神である天照大御神を祭る伊勢神宮が、日本一の神社と言われています。

 

 今回は伊勢神宮の創建の歴史や参拝の仕方などを、楽しく、わかりやすく、お話していくのでぜひ最後まで読んでください。

 

御祭神である天照大御神については、こちらの記事を読んでください

 

jinnja-daisuki.hatenablog.jp

 

伊勢神宮のご利益



伊勢神宮で祭られている天照大御神は、日本の総氏神と言われているんじゃ。だから、国を守り平和を願う国家安泰が一番のご利益になってるんじゃ

 氏神というのは、特定の一族の守り神のことです。最近は一族ではなく、特定の地域の守り神を表す言葉になっています。

 

 天照大御神日本の神々のリーダーであり、伊勢神宮が全国の神社の頂点です。

 なので、天照大御神は日本の総氏神なので、日本人という民族と、日本という土地を守ってくれているのが伊勢神宮なのです。

 

伊勢神宮創立の歴史

 日本はアマテラスの孫である邇邇芸神(ニニギノカミ)が統治することになりました。

 

 アマテラスはニニギに三種の神器を持たせて、天の世界から地上に送りました。そして、ニニギは宮城県にある高千穂峡に降りたったと言われています。

三種の神器に関してはこちらの記事を読んでください。

 

 

jinnja-daisuki.hatenablog.jp

 

 

 

 アマテラスの孫であるニニギが、天から地上に降りてきたできごとを、日本神話では天孫降臨(てんそんこうりん)と言います。

 

 天孫降臨の後、ニニギの4代後の子孫に初代天皇となる神武天皇が登場するのですが、神武天皇は奈良県で即位したと言われています。

 

 こうして、現在の皇室の元となる大和朝廷が誕生したのです。

 

 

昔は奈良県が日本の首都だったんですね

 

 

八咫鏡の大移動!

 八咫鏡にはアマテラスの力がこめられていると言われています。

 

 八咫鏡はほかの三種の神器と共に、長く皇居にて祭られていましたが、10代目天皇である景行天皇は「近くに八咫鏡があるのは、恐れ多きことだ」と言いました。

 

 要するに、家で八咫鏡を祭ることが怖くなったんですね。

 


 そこで、斎王だった豊鋤入姫命(とよすけいりびめのみこと)という女性に、八咫鏡の移動を命じます。

 

斎王ってなんですか?

アマテラス様に従える女性のことじゃ。未婚の皇族の女性から選ばれたと言われていて、神に従える身ゆえに、結婚どころか恋愛することさえも許されてなかったと言われているんじゃ

 

伊勢神宮創立

 豊鋤入姫命は八咫鏡を祭る場所を求めて各地を転々としました。

 

 ところが、なかなかいい場所が見つかりませんでした。そして、斎王の位は豊鍬入姫命から倭姫命(やまとひめのみこと)に移ります。

 

 そして、三重県にある五十鈴川に来た時のこと

 

アマテラス「ここが気に入ったわ」

 

 という神託があり、三重県を流れる五十鈴川の近くに現在の伊勢神宮ができたのです。

 

各地に点在する元伊勢

上の画像は八咫鏡が一時的に鎮座していた場所じゃ

豊鋤入姫命と倭姫命は、こんなにもたくさんの場所を移動したんですね!

そうじゃな。豊鋤入姫命と倭姫命の足跡ともいえるのぉ。一時的とはいえ、八咫鏡が鎮座していたから、元伊勢とも呼ばれているんじゃ

元伊勢と言われる神社は各地に存在します。数が多すぎるので全てを紹介することはできませんが、有名なところをご紹介します。

 

元伊勢 籠神社(このじんじゃ)

 籠神社は日本三景で有名な天橋立の近くにある神社で、一時的に八咫鏡が鎮座していた元伊勢と言われています。

 

 また、丹後国一之宮としても知られています。

www.motoise.jp

 

元伊勢 真名井神社(まないじんじゃ)

 真名井神社は籠神社の奥宮でもあります。

 

 伊勢神宮の外宮には豊受大神(とようけのおおかみ)という神様が祭られているのですが、豊受大神が元々祭れていたのは、この真名井神社だったと言われています。

 

www.motoise.jp

 

なぜ伊勢神宮は外宮と内宮に分かれているのか?

伊勢神宮って外宮と内宮にわかれていますよね? なぜですか?

三重県で祭っていたアマテラス様が寂しがったから、なんて言われているのぉ

 伊勢神宮にアマテラスを祭っている内宮と、豊受大神(とようけのおおかみ)を祭っている外宮に分かれています。

 

豊受大神ってどんな神様なの?

 

 豊受大神は食べ物を司る神様です。

 

 アマテラスの食事係として、内宮の近くにある外宮に祭られています

 

なぜ外宮ができたのか?

 ことの始まりは、21代目天皇である雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)が寝ている時に、夢にアマテラスが現れてこう言いました。

 

アマテラス「一人でご飯食べるのは寂しいから、丹後(京都)から豊受大神を連れてきて」

 

 

 雄略天皇はアマテラスの言葉に従い、真名井神社で祭られていた豊受大神を伊勢神宮の近くに移動させました。

 

 こうして、伊勢神宮の近くに豊受大神を祭る外宮ができたのです。

 

  つまり、豊受大神はアマテラスの食事係兼、ルームメイトとして京都から連れてきたのです。

伊勢神宮の正しい参拝方法

 伊勢神宮は125社の神社があると言われています。

 

 全てを参拝する必要はありませんが、外宮に行ってから、内宮に行くというのが正しい参拝方法です。

この記事を読んだ人は、ぜひ正しい順番で参拝してください

 

 以上が伊勢神宮の歴史と、正しい参拝方法のお話でした。この記事が皆様の神社参拝の参考になれば嬉しいです。